仮想通貨取引所として世界的にも大きいGate.io(ゲートアイオー)に、ご縁あって登録して、使ってみました。かなり使い勝手もよく、面白いサービスも満載です。詳しく解説してみます。
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ゲートアイオーとは?
Gate.ioは、2013年にBter.comとして開設された暗号資産(仮想通貨)取引所で、中国本土でサービスを提供していました。2017年の秋に、この取引所はGate Technology Inc.に引き継がれ、Gate.ioに名前が変更されました。
創業者Lin han氏
Lin Han氏はGate.ioの設立者兼CEOです。2013年に当時Bter.comと呼ばれていた取引所を立ち上げました。中国の技術者としてキャリアをスタートさせ、その後フリーランスのソフトウェアエンジニアとして独立しました。仮想通貨にも早い段階から注目しており、これが後のBter、そしてGate.ioへと発展していくことになります。
Apart from the crypto wars, the clever and prolific @gate_io CEO @han_gate since 2010. He is a great leader who can better shape the crypto world
☑️ #btc #bnb$GT @cz_binance @VitalikButerin pic.twitter.com/oOCpEZ1VHA— Memecoinex ⚡ #BASC 719 (@memecoinex) November 10, 2022
当初は中国本土で事業を展開していましたが、2017年9月に中国政府がICOを全面禁止し、取引所規制を打ち出したことが大きな転機となります。Lin Han氏は事業継続のために香港に拠点を移転(現在の登記はケイマン諸島)。会社名もGate Technology Inc.に変更し、ブランドをGate.ioへと刷新しました。
上場コイン数や取引高は順調に伸び続け、2023年には世界でも指折りの大手取引所へと成長しています。
Lin Han自身もその手腕が高く評価されており、2021年2月にはHurun Chinaが選定する「中国で最も革新的な企業家トップ100」に選出されています。
世界8位の取引所に成長
Gate.ioは現在、世界で8位の取引所に成長しています。1700種類以上のコインが上場しており、1日の出来高は15億ドル(約2,000億円)を超える程に成長しています。
規模はbitFlyerの15倍
単純な1日の出来高でみると、日本1位のビットフライヤーの約15倍です。どのくらいの規模の取引所かというのが分かると思います。
ゲートアイオーの特徴について
Gate.ioの特徴は、次世代の暗号資産や小規模な新興コイン、いわゆる草コインを積極的に上場している点です。
例えばSolanaやTerraなどは、もはや草とは呼べない通貨ですが、後に大きく市場を伸ばしたコインは、Gate.ioが最初に上場を承認した取引所の1つでした。この先行投資のような形で、多くのコインコミュニティと太いパイプを築いているのが強みです。
また、取引手数料も非常に安いのが特徴です。大手取引所の中では最安値級です。手数料は度々変わっているので、Gate.io公式サイトでご確認ください。
日本語にも対応
この手の海外の大手取引所は、英語表記のみが一般的ですが、ゲートアイオーは驚くべきことに日本語にも対応しています。
レバレッジ
先物のレバレッジは最大125倍です。
手数料
取引手数料はメイカー、テイカーどちらも0.2%
テイカーは板上にある価格(成行き注文)。メイカーは板にない価格で指値する場合の価格です。
主なサービス
単なる仮想通貨の売買だけの取引所ではなく、以下のようなサービスを展開しています。
- 無料エアドロップ
- NFT売買
- コピートレード
- クラウドマイニング
- レンディング
- ステーキング
- 取引bot
無料エアドロップは、かなりアツいです。$10相当の通貨を口座に持っていれば、エアドロップに参加できます。
ゲートアイオーのメリット
Binanceに似ている
ゲートアイオーを登録して使ってみた第一印象は超大手の以下2つの取引所の良いところを取り入れています。
- Binance
- Bybit
特に、Binanceは日本人ユーザーを本体から追い出したばかりですが、そういう方にこそ、ゲートアイオーはおすすめです。スマホから見た画面は、Binanceそのままだからです。
Gate.ioのサービスもBinanceと同じようなものが多数あります。
びっくりするほど、ユーザーインターフェースはBinanceと同じです。Binanceユーザーだった方は、すんなり使えます。
エアドロップが簡単に受け取れる
ゲートアイオーが他に無いサービスの1つとしてエアドロップです。管理画面から、新興通貨のエアドロップを簡単に受け取る事ができます(抽選)。これは良いサービスで、意外と他の取引所には無いサービスです。僕は、毎回、楽しみにしている機能です。
もらえる金額
矢野テックがやってみたところ、通貨によっては、なんと1000円近くも貰えました。マジで錬金術だと思います。
Web3によるレンディングサービス
他の取引所には無いサービスとしては、WEB3のDAPPSによる、外部ウォレットに直接接続してレンディングサービス(レバレッジファーミング)が簡単にできます。
管理画面から切り替え可能で、ウォレットもMetaMaskやファントムウォレットといった外部ウォレットも使えます。
他にも、コピートレードや取引botなど、多々あります。次回、詳しく記事にしたいと思います。
ゲートアイオーのデメリット
金融庁からは認可されていません。同じく世界5位のBybitも金融庁からは認可されていないのですが、あまり気にしなくてもよいかと思います。
仮想通貨に関して言えば、1日の出来高で見るべきだと思います。安全性の問題もGate.ioは世界8位の取引所ですからね。安全性がないと、1日の出来高2000億円になりません。
登録方法について
スマホアプリもありますが、まずはWEBから登録します。
登録したら、まずはKYC(本人確認)を行います。右上の顔マークをクリックして、メニューを表示したら「個人/実物認証」をクリック。
本人確認を行います。ほぼ自動化されているようで、当日中には「認証済み」になりました。
スマホアプリのインストール。iPhoneもAndroidも両方あります。ストアから検索して、インストールします。その際は、必ずインストール元がGate Global,Corp.であることを確認しましょう。
これで準備万端です。
入金方法
日本国内からであれば、無難にBTCがおすすめです。送金手数料は少し高いのですが、ネットワークチェーンの種類が1種類しかなくシンプルだからです。
ETHは、Gate.io側の送金ネットワークチェーンの種類が、めちゃくちゃ多いです。それぞれのチェーンで互換性はないので間違えるとGOXします。初心者さんが一番送金事故になりやすいです。
国内取引所はERC20しか採用していない所ばかりなので、普通にERC20を選択すれば良いのですが、理解している方でない限りはBTCで送るのが無難です。
トレード方法
アプリからがトレードしやすいですが、表記が分かりづらい部分があります。
指値注文は問題なく出来るのですが、成行き注文の表示が普通の所と違うので、わかりづらいです。
成行き注文の表記は「取引ペア」
BTCUSDTペアであれば、デフォルトで「指値注文」になってる箇所を選択して、「取引ペア」を選びます。そして、「交易額」の選択すれば、所有するUSDT分購入できます。
売り板、買い板を理解しておく
指値は売り板、買い板の仕組みを理解しておく必要があります。FX出身の方で、MT4ばかりやってると、板の内容はブラックボックスで見えないので、分からない方が多いです。
板は、仮想通貨のトレードでは必須の内容です。過去に詳しく記事にまとめているので、分からない方はご覧ください。
ゲートアイオーの将来性について
Gate.ioの将来性については、非常に高い伸びしろがあると思います。
新興通貨が多い
理由の1つ目は、新しいコインの上場スピードが早いことです。新興のブロックチェーンやアルトコインをいち早く取り扱うことで、そのプロジェクトコミュニティとのつながりを構築できます。新興通貨もスタートアップとしてエアドロップから支援していますし、この先見性は他取引所から大きな信頼を集めています。
手数料が安い
そして2つ目が、取引手数料が非常に安いこと。ビットコイン/米ドル取引では0.2%という業界最安値級の料率を実現しており、コストパフォーマンスの高さが支えになっています。
取引量が爆発的に伸びている
また、全体の取引量がこの数年で10倍以上に増加している点です。2021年後半には一時的に上位5位以内にランクインするほどで、今後もトップ10の座をキープできるでしょう。
BybitがF1のスポンサーになった後、爆発的に伸びたように、ゲートアイオーがどこかのスポンサーになった時が一気に認知されるポイントかもしれません。
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