連日ビットコインの価格上昇のニュースに沸いていますが、同時にビットコインの送金手数料の高さも、BTCの価格上昇に比例して上がってます。
そのことについてちょっとまとめてみました。
なぜ仮想通貨では送金手数料がかかるのか?
2017/12/20、コインチェック公式のTwitterのツイートに衝撃が走りました。
【お知らせ】
現在ビットコインのネットワークが混雑しており、送金手数料が高騰しております。これに伴い、2017年12月20日15:00頃〜混雑が解消されるまでの間、送金手数料を0.001から0.002へ変更を致します。何卒、宜しくお願い申し上げます。— Coincheck(コインチェック) (@coincheckjp) 2017年12月20日
送金手数料0.002BTCって
2017/12/20現在、1BTC=200万だから、4000円だよ!
[st-kaiwa1]めちゃ高い![/st-kaiwa1]
これに対して、結構非難轟々
いやいや上げすぎ上げすぎ
— リンカイ (@4wOuM9vY7bKnJRP) 2017年12月20日
他にも多数、コインチェックさんにぶつけてました^^;
ただ、仕組みを熟知している方はこんなコメントも
送金手数料が4000円ってえげつないwww
まあ送金糞づまりを考えると仕方ないのか…?— のりたけXSR900 @ワサラーンゴ (@bobby3927) 2017年12月20日
そうなんですよね。
ビットコインの仕組みそのものの問題も関わってるから、手数料が高くなるんですよね。
そのあたりについて説明します。
ビットコインの送金手数料が高い理由
中央集権体制の銀行と違って、ビットコインでは送金したら、マイニングによって承認されます。
マイニングは、新しいブロックの発掘と、トランザクションの承認を行ってます。
このときにかかる手数料を私たちは支払っています。
送金手数料は送金者側が自由に決められる
実は送金手数料は固定ではなく、送金する側が自由に決めることができます。
ビットコインも同様です。しかし、ここに高くなる理由があります。
こういうルールが存在します。
マイナーからすると、高い電気代かけてマイニングしているわけです。
ボランティアでやっているわけではないので、手数料が高い順番に処理していきます。
したがって、手数料が安いと承認まで時間がかかるというわけです。
常に高い手数料のトランザクションを処理しているわけではなく、一定の割合で、送金時間が前の処理で残っているトランザクションを処理するようになっています。
この仕組があるから、手数料が安いから延々と送られないということはありません。
ブロックサイズに限りがある
ブロックサイズの問題は、ビットコインの永遠のテーマです。ブロックサイズは帳簿と同じ。帳簿に入ることで処理されます。
ブロックサイズが1MBと制限があります。この事が原因で、ハードフォーク(分裂)する要因となってます。
送金詰まりの現象が多発
ブロックサイズに限りがあり、なおかつ送金するユーザーが絶えないため、送金が多い時、送金詰まりという現象が発生することがあります。
ブロックに入りきれないトランザクションが、ずーっと待っているという状態です。
送金手数料が安いとどうなるか?
送金詰まりの時は、とくに手数料の優先順位がモノを言います。
低すぎるとと、延々と処理されないのです。
[st-kaiwa1]ビットコインの手数料の高さは仕組みを考えるとしょうがないです。じゃないと、届くのが超遅くなります。[/st-kaiwa1]
国内の取引所のビットコイン送金手数料比較
国内のビットコイン送金手数料をまとめてみると以下のようになります。
国内でもかなり違いがあります。
BTC送金手数料 | |
---|---|
bitFlyer | 0.0004 |
CoinCheck | 0.002 |
Zaif | 0.0001~選択可 |
コインチェックは詰まっている段階では送金手数料が上がります。
もはや、手数料が安かったというのは、はるか昔の話ですね。
BTCの送金手数料は、すごく高いです。
一律よりも、Zaifのように早く送りたい人は、多めに設定できるような仕様が使いやすいですね。
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