Binanceが日本から撤退し、年末にBUSDからFDUSDに強制変換されました。FDUSDをどこで売却すればよいか分からないという内容をDMで頂いたので、手順を記事にまとめました。ぜひご参考ください。
FDUSDについて
FDUSDは、2023年6月に登場したFirst Digital(FDUSD)は、香港に本社を置く金融会社First Digital Limitedの子会社FD121 LimitedがSPV(特別目的会社)を設立し運営している形になっています。
FDUSDは親会社のFirst Digital Limitedが開発・運営している分散型ステーブルコインプロトコル「Frax」に基づいており、SPVであるFD121 LimitedがFraxプロトコルを利用して実際のFDUSDを発行している、という構造になっています。
価格の安定性についても1ドルに対するペッグが比較的厳格に維持されており、大きな乖離が生じることはほとんどありません。ただし、色々問題のあるステーブルコインです。
BinanceのBUSDから強制換金
FDUSDを持っている方のほとんどは、Binanceが日本撤退の折に、強制換金されたのが原因だと思います。
FDUSDを売却可能な取引所
Binance上では、もう売買は出来ないため、出金するしかありません。しかし、FDUSDに対応している取引所でないと売買はできません。
コインマーケットキャップで調べてみますと
主な取引所
換金可能な取引所は以下しかありません。非常に厄介なステーブルコインだと思います。
- Gate.io
- Nominex
- BingX
- Hotcoin Global
上記の中で、日本語対応していて、出来高も活発で安心して使える取引所は「Gate.io」しかありません。
Gate.ioの使い方
以下の記事に登録方法と、ウォレットへの入金方法をまとめました。ご参考ください。
FDUSD出金時の注意点
入金ネットワークを合わせる事
入金ネットワークを対で合わせてください。これはベテランの仮想通貨トレーダーなら周知の事なのですが、初心者の方は、ここをよく間違えてしまいGOX(失う)してしまう事が多いです。
Gate.io側のFDUSDのウォレット入金
Gate.io側のFDUSDの入金を選ぶと、ネットワークチェーンは2種類表示されます。いずれかで入金可能という意味です。
ERC20かBEP20のいずれか。手数料はBEP20の方が圧倒的に安く、送金速度も早いのでおすすめです。
Binanceからネットワークを合わせて出金
表示されたアドレスに対して、BinanceからGate.ioで表示したネットワークと同じもので送金します。opBNBはFee(手数料)が安いので選択したくなりますが、受け取り側ネットワークと対で合わせないと受け取れません。また、opBNBはGate.ioでは対応していないので使えません。GOXします。
ネットワークは、間違えて送ると、やり直しが効かないので、本当にご注意ください。
FDUSDを所持しておく意味
ステーブルコインでありながら、Binance本体だけで9割以上の流通量で日本のBinanceでは使えません。日本人としては全くもって使えない通貨です。
Gate.ioで、さっさと換金しておくことをおすすめします。
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