「日給300万円のSS級botterのリアル」を読んだ感想。機械学習を使ったbot作成のヒントが満載

僕もbotの作成と調整を延々と繰り返しているのですが、「日給300万円のSS級botterのリアル」を読んで、最近制作環境をJupyterに変えました。あまりにも新鮮すぎて驚きました。機械学習でのbot作成のヒントが分かります。

Jupyterはブラウザ上で動作

この本読むまで使った事がなかったのですが、Jupyter notebook は、ソースコードと実行画面が1つ。しかも、ブラウザ上で動作します。めちゃくちゃ新鮮

ブログのような機能もある

Jupyter notebookで驚いたのは、見出しを入れたり、文章を入れたり出来るマークダウンという機能があります。いわゆるブログのような機能です。

メモを書いたり、図やグラフも簡単に書けるので、これにより、視覚的にも非常に分かりやすいソースが書けます。

古い方はテキストだけのコーディング

僕はこれまでbot作成は、viや秀丸というテキストエディタだけで作成してました。botだけでなく、全てのプログラムはテキストエディタだけでやってました。

プログラムは20年以上触ってますが、僕みたいな古いタイプ(元、組み込み系エンジニア)は、テキストエディタだけが多いです。LinuxではviかEmacs、Windowsでは秀丸だけってとこ、今も多いと思う。

実行しては、エラーが出たらデバッグ。みたいな感じでエラーを潰すスタイル。まあ、普通なんだけど、Jupyterはちがうんです

矢野テック
矢野テック

これ作った人はニュータイプかと思ったね。俺みたいなオールドタイプは、こんな発想ない。

めちゃくちゃ稼いでるbotterもJupyter使用

Jupyterに変えようと思ったのは、botでめちゃくちゃ稼いでいる方が使ってたからです。きっかけは、この書籍。

「日給300万円のSS級botterのリアル」

衝撃をうけました。裁量トレードでは情報交換は結構頻繁行われてて、手法やトレードタイミングなども情報を出してる人が多いんだけど、bot作ってる人って、情報ってほとんど出さない方が多いんです。めちゃくちゃ閉鎖的なんです。

それはなぜかというと、作ってみて分かったのは、MM(マーケットメイク)系などのbotだと、席は1つなんです。bidとaskの鞘どりなので早い者勝ち。同じbotが乱立すると、成約しづらくなります。botでの売買はこういうのが多い。

あとは、プログラマーの多くは内向的な人が多いからかもしれません。

そんな事もあり、手法は完全にブラックボックス。Twitterなどでも、探りを入れる程度なんだけど、まさか書籍がでているとはね。おどろきでした。

内容は高度

内容は、かなり難しいです。おそらく、プログラム触ってない方が読んでもチンプンカンプンでしょう。ちなみに、稼ぎの根幹となるロジックの説明はありません。そこもあらかじめ分かっていないといけません。

そして、読み解くには以下の知識が必要です。

  • python
  • 機械学習の基本
  • Scikit-Learnを使っての機械学習モデル構築
  • 特徴量エンジニアリング
  • サンプルソースはATRを使ったロジック
  • 著者が利益出している根幹のロジックの記載はないので、断片的に公開している内容から読み解く
  • 取引所のAPIを使った売買部分のソースは無い(テストのみ)ので、自分で実装できる力が必要。
矢野テック
矢野テック

機械学習の基礎はかじってないと、難しいです。

機械学習のbotというのが大きな点

通常のビットコインのbotはこちらの記事にまとめたのでご覧ください。

ビットコインのトレードbotの7つの手法と実践結果
BTCのbotを作るにあたって手法を調べたら6種類あり、すべてbotじゃないとできない手法でした。一部サンプルソースと実践結果あり。

機械学習は、かなりハードルが高いんですよ。それを実装して、更に利益でるように調整となるとかなりレベルが高くなります。あれこれ試した僕も、機械学習はまだやったことがありません。

書籍ではビットコインの価格を予想してない

機械学習は、簡単に言うと、大量のデータを学習させて、次に来るのが何かを予想します。機械学習をしたことがある方は、わかるのですが、何を学習させるかがポイントになります。

この書籍で大事なのは、ビットコインの価格を学習させていないことです。移動平均線の乖離率など、価格に左右されない数値を学習させていることです。

さらっと書いてあるのですが、ここがこの書籍の根幹だと思います。

矢野テック
矢野テック

ビットコインの価格は、年々切り上がり、高値更新し続けているため価格ではないところを学習させないと意味がありません。書籍ではこの説明がないため勘違いして実装してしまう方が居るかも。

著者のGitHubは必ずチェック

Jupyter notebookを導入しないと見れないのですが、著者のサンプルソースがGitHubで公開しています。URLは本の中に、さりげなくURLが書いてあるのでチェックしている方は少ないかもしれません。書籍の値段の価値以上あるでしょう。

GitHub - richmanbtc/mlbot_tutorial: A tutorial for algorithmic trading bot using machine learning.
A tutorial for algorithmic trading bot using machine learning. - GitHub - richmanbtc/mlbot_tutorial: A tutorial for algorithmic trading bot using machine learni...

ソースも断片的なものだけなので、このままでは使えないので読み解ける知識も必要。

 

ですが、このサンプルページがJupyter notebookで書いてあるので、ブログ的な役割をしています。著者が書籍で伝えたい事は、ここから読み取れる部分が大きいです。必ずチェックすることをおすすめします。

Python、プログラム初心者の方

書籍は難解で、コーディング部分の說明は端折ってる箇所が多いです。この書籍だけで身につけるのは困難です。初心者の方は、以下の書籍を事前に読んでから、この本を読むと、かなり理解できると思います。

知識ゼロからの機械学習入門

相当、基本的な所から說明しているのでオススメです。

矢野テック
矢野テック

後半部分では、何とAppleの株価を機械学習させる章があります。やってることは、「日給300万円のSS級botterのリアル」と似ているので、併せて読むと理解度が深まります。

まとめ

著者が、かなり警戒しながら書かれているせいか、非常に読み取りづらく

サンプルソースも、そのままでは使えなかったり、Jupyterを導入しないと見れなかったりと、難易度が高い書籍です。これを書いた著者の心理が読み解けるかがポイントになるかと思います。

矢野テック
矢野テック

しかし、ヒントはたくさん散らばめられて書いてありました。何より10億稼いだリアルなトレーダーの方の書籍って、めちゃくちゃ少ないです。とても有益な本でした。

 

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